東北の地元のひな祭りの話を聞いてきたんで書きます。

3月3日に、
ひな壇を並べてひな祭りをやるというのは
どこの地方でもあると思うんですが、
うちの地方には「かげびな」という雛人形がもう一組あります。


「かげびな」は

1.その家の家長とその妻のみが扱える。他は見てはならない。
2.家族の人数分存在する。
3.本体は折り紙のようなものでできている
4.家族が死亡したり縁を切った場合は夜川に流す
5.家族の誰かが病気なった場合、その人形の病気の部分をちぎる

といったことを深夜家長夫婦のみで行うもののようです。
(内容は語られないのですが、
たまたま僕はその祭事をのぞいてしまい気づかれて
たいそうおこられてしまいました)


「かげびな」は決まりでもあるかのように
同じ地区の人間の間ですら話に上りません。

こういう風習ってほかの地方でもあるのでしょうか?

なによりどういう存在なのでしょうか?

というのは帰郷した折、
倉庫にしまわれた「かげびな」を見つけてしまったんです。

墨で僕の名前が書かれた雛が半分燃やされていたんです。

ほかもちぎられたり汚れたりしてはいますが
こげているのは僕だけでした。

すごく気になります。