俺が消防の頃の話なんだが。
学校ではコックリさんが地味に流行ってて、放課後友達4人でやってみたんだ。4人中1人は霊感が強い奴で、俺は霊を見たりはないが金縛りは日常茶飯事で変な声を聞いたりしてしまう、いわゆる霊媒体質だった。
…で、17時過ぎたくらいに始めたんだが、コックリさんを鳥居から呼び出すところまでは成功した。だがその後おかしな事になっちまった。
皆で指を置いている10円玉がめちゃめちゃ熱いんだ。それで皆気味悪がってもうやめようとしたんだが、そのとき10円玉が物凄い速さでグルグル紙の上を回り始めたんだよ…、指乗せたまま。
リア消だった俺ら全員涙目。結局、コックリさんを鳥居に戻す儀式なんて出来なくて、そのままウワァァン!!って皆それぞれ家に帰った。
俺は家に帰るときに、ずっと誰かに見られてるような違和感があって、眠りにつくまでずっとガクブルだった…。次の日の朝、オフクロにめっちゃ怒られた。
『昨日あんた変なもの家に連れてきたね。お母さん夜金縛りで大変だったんだから!!』って…その後皆で御祓いに行ってきました。
コックリさんはまじで危ない遊びなんだな~って思い知ったあの頃の俺(A)…まだ続くんだ。あの時俺は二階建てのアパートに住んでた。
俺達家族は一階の102号室で、両サイドの101、103号室にも住人がいた。…コックリさんの出来事があってしばらく後に、101号室の人が殺人事件で殺されてしまった。
これは地元では結構大きいニュースになったんだ…。そしてその後103号室の住人が行方不明に…。
びっくりしたんだが、103号室のドアには油性マジックでびっしりと、借金返せ馬鹿野郎!!などと取立て屋が書いたと思われる悪口がお経みたく書きなぐられていた。すごく気持ち悪かった…結局俺の家族もその後引っ越し、一階は居住者ゼロになった。
…でも引っ越した後も怖い事は終わらなかった…orz
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