若い頃スナックでバイトしてた
その頃霊感があるっていう女の子がお客で
良く遊びに来ていて
一時期オカルト話が流行っていた

その日オレは台所で洗い物なんかして
開店の準備中だった
店には二人だけ、
バイトの女の子が近くで漫画読んでた
包丁を研いでいた時、
後ろからベルトの辺りをゴッと鋭いもので突かれた
「やめろよ、危ないじゃん・・・」
もう一度ゴッ・・・
「やめろってぇ・・・」
振り返ると、女の子は
2mぐらい離れたテーブルの上に
腰おろしてマンガ読んでる

「いま背中蹴ったろ?」
尋ねると女の子は
「えー、何いってんの?
するわけないじゃん・・・」
ポカーンとした顔で答えた
「いや、いま・・・」
「○○ちゃん、
何独り言いってんのって思ったけど・・・」
確かに女の子の位置からでは足は届かない
蹴ってすぐ戻るには遠すぎるし、
2回目蹴られて振り向いた時には漫画読んでたし・・・
その後霊感がある女の子がきた時に、
それとなく聞いてみた
「この店にもいるの?」
「うん・・・怖がるから言わなかったけど
あそこの窓から男の人がいつも覗いてる」
その窓とは台所から
オーダーを通す小さな四角い窓
「あと・・・あの隅にも・・・」
と店のVIPルームをそれとなく目配せする
唯一、勘違いとは思えない体験だった
店は速攻で止めたけどね
誰かこんなのに詳しい人に聞きたい、
あれって何?