凄い昔の小学校の頃の話。

正月に田舎の祖父母の家に行った時に、
近くの川を歩いてると
たまに向こう岸から綺麗な歌声が聞こえてきてた。
何か、人間が歌ってるとは思えないほどの綺麗な歌声。

教会とかに鳴り響いてそうな感じの綺麗な声。


妹も隣を歩いてたからその話をしてみたら、

「あー、いつも綺麗な歌聞こえるよねー」

って言われてさ、

「いつもって訳じゃねーよ」

って笑い返して、
何度か妹と一緒にその川に行ったんだけど、
毎回歌声が聞こえて妹にドヤ顔された。

んで、
その後一人でも行ってみたんだけど、
その時は聞こえなかった。

それで良く考えてみたんだが、
単純に妹と一緒に行くと歌声聞こえるんじゃねーのって思って、
妹にそれを言ってみたんだけど、

「じゃあ何かに呼ばれてるのかもねー」

って笑い飛ばされた。

以降は妹がその近辺に近付く時は付いていくようにしてたけど、
歌声は聞こえてきてた。

その後は成長するにしたがって余りその辺にはいかなくなったけど、
アレってなんだったんだろうなー

特にオチはないんだけど、今でも不思議な話。